黒犬獣(バスカヴィル)
アーカードの使役する使い魔の一体。
ブラックドッグ自体は、英国の民間伝承に登場する怪異である。『バスカヴィル家の犬』のモデルでもあり、地獄の番犬やあるいは使者のような存在だといわれる(en:Black dog)。
バレンタイン兄弟のヘルシング機関襲撃の際にルークを喰らう。その後、アーカードとウォルターの戦いにて召喚された際にウォルターに両断されて支配率が変化しルークが復活した。このことから、あくまでアーカードとは独立した存在と思われる。
2009年04月21日
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拘束制御術式(クロムウェル)
アーカードに施されている能力抑制・制御のための封印。第3号・第2号・第1号、更に零号の4段階に分けられている(TV版では第5号もある)。
封印を開放するとアーカードは複数の眼や腕を持ち蝙蝠や狼に姿を変える不定形の姿となり、圧倒的な戦闘能力を誇る。また、航空機や空母といった無機物とも同化することが可能。さらに零号を解くと自身が今までに血を吸った存在の全てを死者として召喚し、劇中では多大な軍事力を誇っていた十字軍とミレニアムを瞬く間にまとめて壊滅させる。作中では「死の河」とも呼ばれる。ただしアーカード自身に内包される命は1つとなり、最初のアンデルセンとの対決で見せた彼特有の不死性(首を切っても心臓を潰しても死なない)も失われることとなり諸刃の剣と言える。
封印と言ってもその開放の判断は基本的にアーカード自身に委ねられている。ただし、零号に関しては契約者であるインテグラの承認を必要とした。
2009年04月21日
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ヴェアヴォルフ
「狼男」を意味するワーウルフのドイツ語読み。バルカン半島のあたりに伝わる伝説の狼男で、しばしばヴァンパイアと同一視される。本作においては、特殊能力を持つミレニアムの幹部連を指す。
元々は大尉一人にのみ使われる名称であった事が『THE DAWN』にて語られている。史実でも、ナチスがヴェアヴォルフ部隊を編成している。
2009年04月21日
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グール
グール以外にもアンデッド、リヴィングデッドなどと呼ばれる死者。作中では吸血鬼に血を吸われた者が非処女・非童貞であった場合(TV版では餌として血を吸われた場合)、人の肉を好んで喰らう食屍鬼となる。いわゆるゾンビ。グールに襲われた者もまたグールとなる。
生身の人間に対して強いとはいえ動きが鈍く、知能が低いために吸血鬼ほどに危険な存在足り得ない。またグールはその親と言える吸血鬼の支配下に置かれ、自由意志を持たない。そして、その吸血鬼が倒された場合には自動消滅してしまう(ミレニアムの人為的な吸血鬼の場合はこの限りではない)。
1944年9月の段階で少佐らによる人工吸血鬼製造の研究はこのグールを人為的に製造するところまで進んでおり、これを組織的に投入する事で戦線を混乱させようとした。また吸血鬼製造に成功した段階でもグール達を兵装させてグール部隊を作り、ヘルシング機関を強襲させて多大な被害を与えている。
2009年04月21日
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吸血鬼
文字通り人の生き血をすする存在。作中における吸血鬼の設定はほぼオリジナルに忠実で、不老不死の肉体と普通の銃弾では死なない生命力、常人をはるかに凌駕する怪力を持つが日光を浴びる事が出来ず、銀の弾丸や祝福された武器に弱く流水に触れたりその上を越える事も出来ない。また作中において男の吸血鬼は「ドラクル」、女の吸血鬼は「ドラキュリーナ」と呼ばれる。
作中では処女・童貞が吸血鬼に血を吸われた場合に吸血鬼になると定義されている(TVアニメ版では吸血鬼の自由意志で血を吸った相手を同胞にすることができるという設定)。ただし、アーカードはいわゆる「真祖」なので例外。ちなみに、少佐には「真祖」になる機会があったが、人間であり続けるために拒絶した。ミレニアムは人為的に吸血鬼を作り出すことに成功しこの場合には処女・童貞でなくとも吸血鬼になれる上、若返る事すら出来るらしい(具体的な方法は明示されてない。TVアニメ版では吸血鬼化させるチップが登場する)。ただし、人為的な吸血鬼の場合にはたとえ血を吸った相手が処女・童貞であってもグールになってしまう。
アーカードやヴェアヴォルフなどにとっては日光や流水は致命的な弱点にはならず、そのような上位種はそれぞれに異なる超常の能力を持つ事がある。
2009年04月21日
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ヘルシング登場人物のバレンタイン兄弟
兄・ルークと弟・ヤンの吸血鬼兄弟。ルークは准尉。武装したグールの群れを率いて円卓会議中のヘルシング機関を強襲する。
ルークは白を基調としたイメージのジェントルで、ヤンは黒を基調としたチーマー風の青年。ヤンは瞬発力以外に目立った能力は見られなかったが、ルークは近距離で銃撃をかわす反射神経と常人の目では捉えられないスピードを持ちアーカードからA級と評される。また、ルークは左腕に小型拳銃を仕込む用心深さも見せている。
ルークは単身アーカードに挑み、彼にある程度認められて拘束制御術式の開放にまで及ぶ。しかし使い魔や修復能力など持たない人為的な吸血鬼であり、特殊能力も無いために瞬く間に追い込まれてアーカードを落胆させ、最後は黒犬獣に喰われる。ヤンはグール部隊を率いてヘルシングの構成員の殆どを殺害するも、セラスとウォルターにグール部隊を壊滅させられた挙句に捕縛される。最後、仕掛けられた発火装置によって体が燃える中「ミレニアム」という言葉を残して灰と化す。
ルークは血を吸われたわけでは無かったため、アーカードの拘束制御術式零号開放時には登場しなかったが、ウォルターとの戦いで黒犬獣が両断された際に再登場する。また、あくまでアーカードという存在になったわけでも無かったのでウォルターに強制的に操られながらもミレニアムの構成員としてアーカードを攻撃する。しかしアーカードに血を吸われて同化し、ウォルターを出し抜くための囮として本当の最期を迎える。
TVアニメ版では設定が異なりロンドン暗黒街の顔役で、TV番組のスクープを通じて存在を知ったヘルシング機関を排除しようとした。その最期はほぼ原作に準じているが、ヤンは完全な焼身自殺である。
作者のお気に入りらしく巻末などのおまけ漫画「ルークとヤンの人情紙○○」(○○の部分は毎回適当な単語に置き換わる。また一番初めは人情ではなく人生だった)では主役を張っており、自作品・他作品のパロディから特別意味の無い適当な内容などで掛け合い漫才のようなことをやっている。最終巻のおまけでは「一番の事件は、こいつらの存在そのもの」とされている。
2009年04月21日
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ヘルシング登場人物のトバルカイン・アルハンブラ
ペルシア的な風貌で「伊達男」の異名をとる吸血鬼。中尉。無限枚数のトランプ(カード)を武器とする。シュレディンガーの言葉によるとヴェアヴォルフではない。
「伊達男」の異名通りのいでたちで紳士的な言動を取るが、しばしば「Gooood」や「なぁぁぁぁめぇぇぇぇるぅぅぅぅぅなぁぁぁぁ!」など、間延びしたような話し方をする。武器のカードで傷つけられた傷は修復できない。
ミレニアムの情報を集めるためにブラジルにやってきたアーカード達を迎え撃ち、当初はアーカードと互角に戦うも結果は惨敗。アーカードに「血」から情報を引き出された挙句、体内に仕掛けられた無線式発火装置によって燃え尽きた。
アーカードの拘束制御術式零号開放時にリップヴァーンと共に亡者の一人として復活し、最後の大隊と十字軍を攻撃している
2009年04月21日
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ヘルシング登場人物のリップヴァーン・ウィンクル中尉
長髪に眼鏡の女吸血鬼。旧式マスケット銃を武器に、魔弾の能力を持つ。魔弾の射手。ヴェアヴォルフの一人。
武器のマスケット銃でホーミング能力を持った銃弾を撃つことができ、さらにこれは対象に命中した後も運動能力を失わず一発で複数の獲物を仕留めることができる。この能力で、少佐から歌劇になぞらえて「魔弾の射手」の称号を与えられる(直接は知らないはずだが、「魔弾」のあだ名自体はヘルシング機関でも用いられている)。本人も気に入っている様子で『魔弾の射手』(の「狩人の合唱」)を歌っている場面が多くある。
作中では降下猟兵部隊を率いて英国海軍のインヴィンシブル級航空母艦「イーグル」を乗っ取りハーケンクロイツを染め抜いた旗艦「アドラー」(ドイツ語で鷲を意味し、イーグルと同義)を立ち上げ、第二次ゼーレヴェ作戦直前の陽動作戦を行う。そして高速戦略偵察機改造の実験機・SR-71改を駆るアーカードに突入され、自身のマスケット銃を心臓に突き立てられた上で彼に食い尽くされて倒される。アーカードに一方的に屠られたが彼をロンドンから離れさせるという最大目標は達成しており、少佐より「任務を果たした」としてミレニアム全軍が彼女に敬礼を捧げた(そもそもアーカードに倒されることは少佐にとって予想済みである)。
アーカードの拘束制御術式零号開放時にトバルカインと共に亡者の一人として復活し、最後の大隊と十字軍を攻撃している。また外伝『THE DAWN』の中で当時のアーカードと対峙しているが、怪物化した棺桶にチョップを食らった上に蹴飛ばされてKOされるなど、全くのギャグキャラ扱いとなっている(当時の階級はSS下級突撃隊指揮官=親衛隊少尉)。
2009年04月21日
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ヘルシング登場人物のゾーリン・ブリッツ中尉
短髪で右半身に奇怪な紋様を刻んでおり右目が斜視気味の女吸血鬼。死神を連想させるような大鎌を武器にし、また幻術を行使する。ヴェアヴォルフの一人。
幻覚の発動時には右半身に刻まれた刺青が蠢くような感じとなり、自身が巨大化しているように見せたり怪我を負わせたような感覚を与えたりできる。さらには相手の記憶を汲み取った幻覚を見せることもできる。ただし、目に頼らない吸血鬼には利かない。
第二次ゼーレヴェ作戦にて少佐の命を受け、斬り込み部隊を率いてヘルシング機関を強襲する。その後、一時苦戦を強いられるも幻術によって事態を打破し独断専行によってヘルシング邸に突入、ベルナドットの傭兵部隊を殲滅する。さらにセラスに致命傷を与え、ベルナドットを殺害するもベルナドットの血を吸って覚醒したセラスによって壁で頭を磨り潰されて倒される(頭の一部が辛うじて残るくらいまで削られ、巻末のおまけページでは「死因はもみじおろし」と称される)。死ぬ前に既に兵を失っていたため、最期は少佐にも見限られていた(もっとも少佐にとってはそれも計画に折り込み済みの事案であり、むしろ「兵の華である」と評している。その上で「無能な部下を処断するのも指揮者の華」としている)。
2009年04月21日
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ヘルシング登場人物のシュレディンガー准尉
ヒトラーユーゲントの服装をした猫耳の少年。ヴェアヴォルフの一人。
性格はまさに自由気ままな猫といった感じで、少佐にも平気で憎まれ口を叩く(少佐自身もそれを許している)。しかし、大尉にだけは弱い。
頭を吹き飛ばされても死なず、何事もなかったかのように再登場する。また一瞬にして離れた場所に出現したり、あるいはゾーリンの時のように他者の思考の中に現われたりもする。曰く「僕はどこにでもいて、どこにもいない」。より具体的には「彼が自分自身を認識出来る状態にある限り(どこにでも)存在できる」という能力で、ヴェアヴォルフの中でも殊更に特異な能力である。
その存在はアーカードを倒すための少佐の切り札であり、アーカードが「死の河」を自身の身体に戻す際に自らの首を切って彼の命と同化する。同化したアーカードは、シュレディンガーの能力が付与されるが、その幾百万と言う命の中で自身を認識することは不可能であるためにアーカードは消滅し、少佐の最終目的は達成された。
シュレーディンガーの猫の話(半死半生の状態の重ね合わせ)を基にしたと思われる特異能力は、他作品でも多数見られる。
2009年04月21日
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